『モーレツ宇宙海賊』#08
海賊業の窓口、ハロルド・ロイド保険組合の名前初出。担当代理人たる怪人ショウさん、早く登場して欲しい…。ゴンザエモン船長を頼りに密航→さまよえる黄金の幽霊船の探索、という新たなるクエストが明確に。映画等ではお姫様+海賊はお馴染みのセットだけど、密航者の正体がわかった時のクルーの反応がなんとも。実際にはないんだろうね。お姫様への紹介形式で、6話以降メインとなっている弁天丸クルーの名乗り。前回までの応答と、お姫様への対処で基本のキャラ立てを上手く演出。ブリッジでの会話は百眼が話題を提供、クーリエが分析してミーサやシュニッツァーが手本となる対応を提示。残りのメンバーがボケたり突っ込んだりが基本の流れです。今回はいつも冷静にマリカをサポートしているシュニッツァーが、お姫様のエスコート役を振られて慌てているシーンがポイント高し。紹介時の敬礼では、船乗りらしく脇をしっかり締めた海軍式なのも芸が細かい。一方マリカもお姫様の扱いや、ミーサに花丸もらったりと徐々に成長している部分を見せてくれます。最後はお座敷営業以外の海賊仕事、正規軍が使いにくい状況での代理役。艦隊戦は…モーパイだから、期待するなよ?
『モーレツ宇宙海賊』
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『モーレツ宇宙海賊』#07
いよいよ2巻のエピに突入なんだが、30分かけて原作2巻の21項目途中までしか進捗してないとか、すごくスローペースです。その代りモーパイとは思えないアバン、およびBパートのオプション対艦戦がド派手。と同時に初歩的なこの世界における対艦戦プロトコルも解説。原作ではこの時点でそこそこの船長らしさを出しているマリカだけど、アニメでは彼女の成長も描くためか、まだまだ見習い扱い。実戦中でのクーリエ電子戦抜き打ちテストに、前回と異なり段取り通り進まない対艦戦へのアドリブ対応を行うシュニッツァーとミーサの厳しい教育と、原作で見せる船長らしさはアニメではまだまだお預けですね。しっかし台詞だけだと、シュニッツァーの提案した三隻同時挟叉とか伝わらないな。漢字で書いてもわかり難いので解説の続きは原作で! だがしかし、船長マリカが学業と海賊業を努力でセンスを磨き、両立する部分はアニメでしか見れません、多分。あと具体的な解説台詞ではなく、この営業を通じてブリッジメンバーのキャラの味を出す演出組み立ては魅せますね。戦闘中は活躍しにくい航宙士のルカも上手くボケてるし。さ、次回は真・主人公グリューエル本格登場ですよっ!
『モーレツ宇宙海賊』
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『輪廻のラグランジェ』#06
田所さんは本当に良い人だなぁ。この私ですらそう思いましたよ。だから貧乏籤を引きまくり人生なんだよ。そして細目は…お兄ちゃんから切り捨てられたムギナミの取り込みを計ったりと、色々画策。けれどもお兄ちゃんの画策はいったいどこを向いている? 前回のムギナミ切り捨てシーンでは随分と意味ありげな表情をし、かつ今回わざわざ浩おじさんにも「その人もずいぶん口が悪い人でね」とかフォローっぽい台詞を言わせておいての良い人な流れに見せての、ウォクス3体揃い踏みによる輪廻とかキャラがわかり難くなったなぁ。確実なのは、捨てられて大砲で狙い撃ちされてもお兄ちゃん大好きムギナミは、もうちょっとお兄ちゃん離れした方がいいよ。まどかへの「ジャージ部のやってる事は全部自分のためなのよ」とか、どこまでお兄ちゃん全肯定なんだか。単純に全員良い人設定っぽくなくなったのは良い傾向だけど、ラストも含めて蝶・展開風味に流れてもきたのが残念でもあります。そのラスト、墜落するウォクスと共に舞い散るラグランジェはやはり伝説に関わっていると思われるので、さすがにそろそろ伝説の説明を要求するっ!
『輪廻のラグランジェ』
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『モーレツ宇宙海賊』#06
「む、むねん」と倒れるケインの迷演技が酷すぎる。と言うわけで、原作ではサクッと流されたマリカの海賊講習と初営業編。免状更新でのスーツマリカは眼福だけど、ここで出しちゃってよかったのかなぁ。私掠船免状の有効期間50日ルールも公開。これが原作『コスプレ見習い海賊』の伏線になるわけですが…。オリ話の講習では、マリカの新米船長というか船乗りっぷりが半端ないです。このあたりは監督インタビューでも語られていたけれど、原作では描かれていないマリカの成長や心の内が現れていて原作ファンとしては、改めて見所があります。新米と言えば、ブリッジメンバーの中の人的にもキャプテンミカコを、デカ長を筆頭にベテラン、中堅クラスが取り囲むスタイル。ヨット部でのサトリナ部長にてへぺろ副部長達と比べると、明らかに平均年齢ががが。初営業ではこの世界の海賊興業がどういう物なのか、視聴者に初公開。ケインとの剣劇は原作にもあったエピ。学校の授業で剣道がある事はさすがに省かれたか。豪華客船プリンセス・アプリコット号はお得意様なので今後もでるかもしれないけど、別のお得意様クィーン・エメラルダス号は登場するのだろうか!?
『モーレツ宇宙海賊』
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『輪廻のラグランジェ』#05
ラグランジェの花言葉は自由、魔力、慌て者との事。これはそのままメインヒロイン3人に当てはまるのだろうか。3人目のムギナミは計算高い? 早起きして朝食作り、それはランと仲良くなりたいからとみんなの前で言っちゃうとか狙いすぎだよ。そんなムギナミをあっさり同志として認めるまどかの将来が心配です。夢と言う名の回想シーン、そして本編ではずいぶんとワイルドになったヴィラジュリオが登場し、ムギナミとの関係もはっきりしたぜっ! でいきなりムギナミ切り捨てでお兄ちゃん大好きムギナミ精神的大ダメージ。展開はえーな。しかしヴィラジュリオ去り際の表情や目線から察するに、あえて悪役を装ってムギナミを突き放した感がありありすぎですよ。本気で誰も彼も悪者はいないよ状態。細目が一番食わせ者だなっ! 気になるのは最初の学生3人組がウォクス奪取を目的としていたのに、ヴィラジュリオは破壊を要求。各陣営毎にウォクスに対するアプローチに違いがあり、そうなるとラン側はウォクスをどうしたいのかが気になる所。とりあえずランはまどかに、すなわち視聴者に伝説の説明することを要求するっ!
『輪廻のラグランジェ』
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『モーレツ宇宙海賊』#05
伝統の通信文「バカめ」いただきました。宇宙の海は俺の海と同様、日本の宇宙SF物を語る上では外せない歴史的名台詞です。本作もついに本物の宇宙戦闘へ突入。やってる事は通信回線によるハッキングという実に地味な内容だけど、エヴァよろしくの映像表現、さらに真面目な対策を講じつつも奇襲されている体を演じる部分で緩急をつけた流れは、見所というか聞きどころ満載。まぁハッキングで生命維持システムまで乗っ取られるシステム構成はどうよ? とか40万㎞の距離を光学照準器で狙い撃つのかよっ! って突っ込み所満載なんですが、それがどうした! と言い切れるだけの作りなのが素晴らしい。リン副部長が言うように、今後も手を変え品を変え電子戦は展開されるけれども、結局最後は人力。しかも作品通して基本ルールは今話でやっていた事と同じで、基礎となる軸がブレずにしっかりしているからこそ「それがどうした!」と言い切れるわけです。戦闘の趨勢が決まったところで騎兵隊が到着し、無事戦闘完了。そしてマリカの進路も決定。去年の魔砲少女と違って、最終回まで引っ張らなくてよ? 次回は初営業。原作タイトル通り『ミニスカ宇宙海賊』罷り通ります。
『モーレツ宇宙海賊』
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