『花咲くいろは』#24
理想の体現──その果てにたどり着く場所は? と言うわけで緒花vs孝一、開戦。結論は最初からわかっているのだけれど、#01で話したコーンスープのコーンの取り方から入る会話劇は上手いなぁ。#01同様に孝一が話をする流れから、緒花が強引に口をふさいで…って、残念ながら接吻ではなく手のひらでありますが、それでも緒花が一生懸命伝えようと言葉を紡いでいくシーンにニヤニヤ。結局ぼんぼり祭りに来てほしい、と遠回しな台詞だったけど、喜翠荘に戻る緒花を見送った後の孝一爆発。ちゃんと気持ちは伝わってるよ! 緒花、よくぼんぼったっ!! どうしたいか決めてからママに合うと喜翠荘に引き上げた緒花を待っていたのは、予約電話の嵐にてんてこ舞いの職場。唐突な状況の原因が喜翠荘巻頭べた褒め雑誌記事とか、ここまで見てきた視聴者には仕掛け人が誰なのか丸分かりですね。エニシングもちゃんと策士の姉にご連絡。切っ掛けにすぎない、と策士も語るように喜翠荘再建を目指すスタート地点にすぎない事を弟もご理解のご様子。だがしかし、大怪獣スイの壁は固く厚く高いよ。
『花咲くいろは』
『花咲くいろは』
そして喜翠荘を2分する戦いの幕開け。陣容は女将派vs非女将派なんだけど、ほとんど女将vsその他大勢か。緒花の立ち位置が今一つハッキリしないけど、ここで何かをするから主人公。2クールかけて叩き込まれたお前の仲居魂を見せてみろ! なんか違うか。その他大勢の従業員は喜翠荘が好きなんだーっ! で存続を望むものの、具体的なアクションは策士による予約攻勢の賜物。閉じる事を撤回しない女将の依怙地に見えるが、一方で女将とあの人の理想の体現である相手への配慮をせずに自分たちの居心地の良い場所に固執しているだけでもある。これこそが女将が言うシガラミ。理想を体現するための場所でしかない喜翠荘なのに、理想の貫徹ではなく入れ物でしかない喜翠荘自体の自己存続にこだわる非女将派は、女将の心を理解できるのだろうか。そこはやっぱり緒花の空気読めない行動力か。ネームプレートを変えて旅館存続のエンディングが見えたよっ! とか少し前まで思ってたけど、本気で旅館業終了エンドでも良い気がしてきた。ばらばらになった喜翠荘チルドレンが、真っ新な場所で新しい喜翠荘を築いていく…とかね。そうなると、次郎丸と民子の進路が心配です。
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