『花咲くいろは』#25
「そんな変わったもんはだせねえぞ!」は、ひどく重苦しい喜翠荘が変わったことを証明する、良いシーンです。蓮さんと徹はどんだけ呼吸が合ってるんだよ。そんな重苦しい空気は、女将派と反女将派の争いが引き起こした物。緒花は謀らずも女将派に色塗りされちゃい、本人はそうじゃないと主張するも、反女将派は俺たちの仲間じゃないなら女将派だろ? てな具合に。縁の判断で女将に止められていた追加の宿泊をとり、結局自分の首を絞める形となり朝食バイキングにしたりと、自爆風味。手違いで板場と仲居争いも起こったりと、しっちゃかめっちゃか。この手のドラマ定番の流れと知ってはいても、胃が痛い展開。お約束をキッチリ見せる脚本、演出のクオリティの高さにグゥの音も出ません。それに対して、縁の絵画センスに脱帽。中央の螺旋階段、会談側から見えるように絵を飾ったら、丸見えの外側は額縁の裏しか見えないんじゃ…? 絵の飾り方と建築の美しさ、両方を勉強しなおしてくださ~い。この状況、最初に耐えられなくなったのは菜子なわけですが…。
『花咲くいろは』
『花咲くいろは』
「私の好きな喜翠荘を返してください」と言う菜子の言葉に集約されるのが、女将に勝つことにこだわった無くしてしまった喜翠荘の本質。手段と目的がすり替わってしまう事は良くあるわけで、ぼんぼり祭りという最大のイベント時期にこの問題が露出。んで菜子が爆発─なんだよねぇ。菜子の言葉をこっそり聞いてしまった女将というシーンもあり、これが旅館問題へのラストフラグとなるのか? フラグと言えば、蓮さんと巴はフラグ立ってるのかねぇ。菜子の爆発からの問題をまとめるのが、やってきた皐月も加わっての四十万3代そろい踏み。圧倒的な存在感を見せつつも、母が姉が縁を若旦那として扱っているシーンとか胸熱ですよ。リミットオーバー状態で孝一に泊まってもらえないなーと言う緒花に、旅館の客ではなく孫の大切な友達として女将の部屋を使えとか、#01から見せてきたツンデレ女将のデレが本気出してきてヤヴァイ。#01と同じ「自分たちは二の次三の次」から、#25では「でも私はそれが楽しかった」と続けた女将。この言葉を受けた緒花は、望み札に記す夢とは…。
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花咲くいろは #25 私の好きな喜翆荘
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2011年9月第三週のアニメ(花咲くいろは)
・花咲くいろは 第25話「私の好きな喜翆荘」
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花咲くいろは 第25話 感想「私の好きな喜翆荘」
花咲くいろはですが、女将vsレジスタンスと喜翠荘は二つに割れてしまいます。松前緒花は微妙に女将よりなので、浮き上がってしまいますが、民子も怒り、徹も落胆し、みんなもそれなりに冷たいです。緒花はボンボリ祭りの願いをみんなに聞いて回りますが、「今それどころ...
花咲くいろは 第25話 感想
花咲くいろは
第25話 『私の好きな喜翠荘』 感想
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花咲くいろは 第25話「私の好きな喜翠荘」
やはり最後は四十万の女の出番!
上に立つ人が変わるだけでこうも違うものなのか。
しかし若旦那は徹底してヘタレに描かれてるなあ。
ヘタレのせいで大混乱の喜翆荘。
てか、みんないっときの感情に流さ...